アニメソングでも子供の心を作るマントラ

2015年1月13日

img_0こんにちは、フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。
日本は雪のお正月だったそうですね。
タイは雨が降らない乾季なのに、先週3日間大雨が降りました。
地球の事情も昔とは一味違うこのごろです。

さて、わたしの息子は現在2歳8ヶ月なのですが、
タイ、日本、ポーランド+英語の環境で育っているので、
いろいろな国の歌を歌います。

一番のお気に入りはキラキラ星で、
実はこの曲の作曲者はモーツアルトだったんですね。
日本の歌はアンパンマンがお気に入り。
どちらも帰国しているときに覚えたのですが、
繰り返し歌っているうちに面白いことに気がついたんです。

アンパンマンの作者は絵本作家で詩人でもあるやなせたかしさん。
有名な童謡「てのひらを太陽に」も実は彼の作詞です。
反対に手塚治虫の「鉄腕アトム」のアニメの主題歌は
詩人の谷川俊太郎さんによるものだったりします。

一昔前まで子供の歌というのは、アニメでもしっかりと
言葉に関わっている人が作詞していたんですね。
それで今日はアンパンマンの歌詞をちょっと思い出してほしいのですが、
オープニングのアンパンマンマーチでは、

「何が君の幸せ?何をして喜ぶ?
わからないまま終わる、そんなのはイヤだ!」

という衝撃的な一文で始まります。
これって、全ての人に対する人生の問いかけですよね。
それがこんな率直な形で表現されています。

ヨガでも生まれてきた意味というのは、
「わたしは何者なのかを知るため」と言います。
全ての人がユニークな性質を持ってこの世に現れ、
全ての人がそのユニークさを表現するためにここにいるとされます。
なので、自分がどんな風にユニークか解っていないと、
自分を表現することができません。

そういう風に書くと深刻ですが、簡単に言うと、
「何が君の幸せ?何をして喜ぶ?」というワケなのです。
やなせたかしさんの精神性の高さと優しさがいっぱいに詰まったこの歌。
繰り返し子供と歌うたびに人生の意味を考えさせられます。

マントラというのは、お経のことを指して言われますが、
このサンスクリットの意味を分解して読むと、
マン=マナス、マインド、思考という意味。
トラ=はデザインするとか、状態を作り出すツールとかいう意味です。
ですから、「思考をデザインするツール」ということもできます。

そう考えると、子供って繰り返し同じ歌ばかり歌うので、
この歌がマントラとなって思考をデザインしてるんですよね。
意味は全部理解できていないかもしれませんが、
ヨガでは言葉の響きそのものにパワーがあるとされるので、
意味が全部わからなくても効果があると言われます。
日本的に言ってみれば、言霊というやつです。

歌って、頭の中で繰り返し流れたりもしますよね。
実際にわたしもそうで、子供が歌っている歌を口ずさんでいたりします。
それでアンパンマンの歌を歌うと、
本当に何が自分の幸せか解らないまま終わるのは
イヤだとひしひし感じます。

「なんのために生まれて何をして生きるのか
これはアンパンマンのテーマソングであり、ぼくの人生のテーマソングである」
とやなせたかしさん本人も言っています。

「人生の楽しみの中で最高のものは、やはり人を喜ばせることでしょう」とも。
この深いメッセージがアンパンマンが時代を超えて、
子供たちに愛される理由なのだと思います。

現代はその時だけ子供に流行ればいいというような
ラジャス(鋭性)である短期的な発想のものが多いですので、
子供にとって一生の宝となるようなサトヴァ(純性)なものを
しっかり選んで与えてあげたいですね。

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