オーガニックな生活のススメ

2015年5月19日

こんにちは、フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。

先週チェンマイに戻ってきました。
こちらは毎日35度を上回る暑さですが、
庭の木にはライチとマンゴーがたわわと実っており、
それを食べて体を冷ましています。

612さて、今日のテーマはオーガニックな暮らしです。
オーガニックというと、
無農薬の野菜、綿やリネンの服、
というイメージでしょうか。
わたしも好きですそういうの。大好きです。

でも今日のお話はそもそも
オーガニックという言葉がどういう意味なのか?
という問いかけから始まりました。
オーガニックを日本語に直すと「有機」です。
有機の反対は「無機」です。

野菜を例にして簡単に言うと、
土の中にはいろいろ居たほうがいいという意味です。
化学肥料を使ってしまうと、虫も微生物も死んで、
土が無機質になってしまいます。
普通の農家ではキャベツはキャベツだけ、
トマトはトマトだけを植えます。
一種類づつで、その土には他に何も生えていません。
そしてなるべく同じ大きさに育てようとします。
有機でない野菜は統制・隔離されて、孤独に育ちます。
(なんか現代人の生活みたいですね。)

これを自然農法だと、雑草も生えるし、
いろいろな野菜をいっぺんに植えてわざと雑多にします。
虫も微生物もウヨウヨいます。
いろいろあるほうが自然だから、その自然な状態を模す。
そうすることで土だけではなく、畑そのものが雑多=有機になる。

自然というのは、雑多でいろいろあるほうが健康。
(健康=本来あるべき姿に近いということ)
だとしたら、その雛形はわたしたちの生活にも当てはまります。
わたしたちも自然の一部ですから。

わたしたちひとりひとりがまず雑多であります。
ひとりひとり好きなように根も葉も伸ばしていい。
大きさも比べられたりしない。
いろいろがいろいろに混じって雑多なのがベストです。
誰にとってベストかというと、
生えている本人と、それを取り巻く環境です。
それを取って食べる人の意見ではありません。

オーガニックという言葉を直訳すると、
「整っている」という意味です。
雑多な環境というのが一番整っている、という意味です。

お釈迦さまも言いました。「この世は苦しみである」と。
ですがこの言葉、サンスクリット語のSarvam Dhukkam(サルヴァム・ドゥッカム)
をそのまま訳すると、サルヴァムは世界、
ドゥッカムは混乱、混沌、不完全という意味です。
ですから「この世は混沌である」というのが雛形で、
それがベストな状態、雑多であることが整っているということです。

オーガニックな生活とは、雑多であること。
何かに根を詰めたり、完璧を求めたりせずに、
今の不完全な状態で自分も世の中も完全だと気づくことです。
気がつかないでいると、そこから苦しみが生まれます。
完璧にしたい、思うようにしたいという思いが、
世界や自分自身を統制することとなり、
隔離(あるいは分離)していくことになります。

そうなるとわたしたちはスーパーのトマト状態。
オーガニックなトマトを目指して、雑多でありましょう。
菌も虫も雑草も、他の野菜も何でもありです。
あったほうが健康なのです。

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