キャンドル・ナイトで花粉症対策!

2015年4月7日

candles_hopeこんにちは、
フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。
先週帰国して、日本に滞在しております。

週末からお伊勢さんに行っていました。
実は日本はあまり旅行したことないので、
紀伊半島もはじめてでした。
五十鈴川には大きな赤い鯉が泳いでいたので、
息子もびっくりしていました。

外国に住んで、たまに日本に帰ってくると、
窮屈さを感じたりもしますが、文化の美しさに改めて驚かされます。
日本人の美的感覚は繊細で、何かを表現するときに物質だけでなく、
空間そのものを巧みに使う民族は日本人だけではないでしょうか?

それは日本人がどれだけ健康な民族だったのかを現しているようです。
なぜ健康と関係あるのかって?それは健康でいないと、
「感覚が繊細にならないからです。」

般若心経で「無色声香味触法」とありますように、
人間の感覚は目・耳・鼻・舌・肌を通して、
色・音・香・味・触を感じるようにできています。

パソコンの画面など、目が奇抜な光ばかり見て刺激を受けていると、
微妙な色彩感覚は生まれません。
ざわざわとうるさい中に住んでいると、風や雨の自然の音は聞こえません。
コンクリートとプラスティックの中に住んでいると、土から醸される匂いを嗅ぎません。
味の濃いものばかり食べていると、食べ物そのものが持つ微妙な味を味わえません。
化学繊維のものを着て布団やタオルもそういうものだと、肌はいつもドキドキしています。

こうやって見ると、現代生活は刺激にさらされっぱなしです。
刺激にさらされ続けると、感覚というのは麻痺するものです。
麻痺してしまうと、もっと強いものを、もっと、もっとと加減が利かなくなります。
そうなると、薬ともなりうる刺激は毒となってしまって、
健康を損なう原因になっていきます。
それでは日本人が大切にしてきた微細さを受け継いでいくのは、ちょっと難しいですよね。

アーユルヴェーダでも健康があってはじめて、
人間という生き物は「気づき」に向かっていくという考え方があります。
ダーマ → 生きのびることに必死にならなくていい健康な状態。
アルタ → 自分が何のために生まれてきたのか悩まなくていい状態。
カーマ → 自分を満たすことに一生懸命にならなくていい状態。
モクシャ → 何事にもとらわれず、欲求から解放された状態。
この4つを順番通り通れば、健やかに生きられるという考えです。

一つめのダーマは、自然の摂理という意味なので、
衣食住を確保するサバイバルだけではなく、
もし病気があったら、その病気を治すことで生活はいっぱいになってしまいます。
そうなってくると、自分の生まれた意味を考えたり、
人に何かをしてあげたい、なんていう余裕はまず生まれません。
まずは健康であることが第一条件、というのがダーマのいうところです。

二つ目のアルタは、健康だと、生き物は活動的になります。
自分のやりたいことを実行できます。
体だけではなく、心も健やかなときは、
生まれてきた本当の意味を生きようとする、夢を現実化しようとする、
そういった活動がアルタです。

三つ目のカーマはカーマ・スートラと同じカーマなので、
欲望という意味ですが、性欲のことではありません。
生きる目的をみつけて、それを実行に移せるようになると、
もっと周りに還元していきたいという欲求が出てくるのが人間です。
そういった自然な奉仕の心、それをカーマと呼びます。

四つ目のモクシャは、はじめに出てきた般若心境の
「無色声香味触法」を実行していくこになります。
その色・音・香・味・触そして自分の意識(気持ち)すら、
一時的な現象であって、囚われる必要がなくなるということ、
すべての欲求、健康的な欲求にもこだわらなくてよくなる、
それがモクシャです。

もちろんすべてを満たさずに修行に励んでモクシャ(悟り)
に至ることもできるかもしれませんが、
健康で、生まれた意味を知り、与えることで満たされ、
そうすることで捨てることが簡単になる
というのがアーユルヴェーダの健康の指針です。
それで何故花粉症と関係があるのかというと、
刺激で麻痺し、疲れ切った心身は
昔から生えている杉が毎年何千年も出してきた花粉にも耐えられなくなっている
ということだからです。そうなると最初のダーマも満たせません。

日本人の感覚は「足るを知る」で作られてきましたが、
だからといって少ないもので我慢して満足するという意味ではありませんでした。
微細、微小な中に美を見出す、小さなことを面白いと思える感覚がある、
そんなとっても健康な民族だったのだと思います。

毒出し、食事から改善することも大切ですが、
この色・音・香・味・触の刺激をミニマムにするという方法もあります。
特に目からの刺激、夜の時間の過ごし方を変えるのが効果的です。
暗くなったら少ない灯りで灯りそのものと、闇の両方が楽しめる
そんな暮らしは考えただけでも素敵ですよね。

今日は早めに電気を消して、パソコンやスマートフォンもオフにして、
蝋燭をともしてみてください。
健康、しあわせというものは、そんなところからやってくるのです。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

このエントリーをはてなブックマークに追加
Copyright(c) 2013 Hearty Woman. All Rights Reserved.