ヨガの処方箋~⑤月とともにある暮らし

2014年7月1日

IMGP1219ワルシャワからこんにちは、フィットネスのコラム担当、クディウク麻衣子です。
先週せっかく太陽のお話(『ヨガの処方箋~④太陽とともにある暮らし』)をしましたので、今週は月のお話です。

月はその引力で潮の満ち干きを起こします。海は水で液体ですからその動きが顕著に現れます。
ですが月の引力に引っ張られているのは海だけではなく、
見えていないだけで、この星の全てのものがその満干をともに行っています。

女性が月に影響を受けやすいのは、女性のほうが男性より体内の水の量が多いこと、
生命を宿すシステムの一部である月経が月とともにあるからで、
男性も影響を受けているのですが、女性ほど現れないだけです。

女性は、男性よりもホルモンサイクルのふり幅が大きく、
体も年齢を追ってダイナミックに変わっていきます。
それなのに寿命は長いという、とても不思議な生き物です。

タイのテラヴァーダ(小乗)仏教では、
女性が出家して尼になるための第一修行過程は、男性よりも数年長くかかります。
それを男尊女卑と言って理解し難い西洋人も多いですが、それでは早合点だといいます。
仏教は宗教ではなく、生きる科学、心のリズムを緩やかにし、整えることが第一目的です。
そこで生物学的、心理学的に見て、女性は体と心のふり幅が男性よりも大きい、
そのふり幅を緩めるには男性よりも時間がかかる生き物ということであって、
どちらが勝っている、劣っているという話ではありません。

女性は月経、妊娠、出産と痛みも味わうので、
女性に生まれることもまたカルマ(業)といわれますが、
カルマをひとくちに良いカルマ、悪いカルマと分けてしまうのもまた早合点です。
とりあえず長いカルマとでも言っといたらいいかもしれません。

味噌は仕込むのに手間がかかりますが
それを時間がかかるから悪いとは言わないでしょう、
味噌はわたしたちにとって大切で欠かせないものです。
女性も味噌と同じ、子供を産んだり、母乳をあげたり、欠かせない役目を持っています。

女性として生まれたからには、喜びも悲しみもダイナミックに人生が動いていきます。
それに振り回されてしまうと、幸せから遠のいてしまいます。
では振り回されないようにはどうしたらいいでしょうか?

まずひとつはふり幅が大きいことを知るということ。
知るだけでも客観的になり、自分の真偽を疑わず、
自分自身を自然現象として落ち着いて見ることができます。

人間は遠心力と求心力のバランスの上で常に動いている生き物です。
女性の場合は遠心力の変化を敏感に感じ取って、そのバランスが乱れやすいのです。
月の引力はわたしたちの遠心力を変化させる影響のひとつですが、
それは環境だったり、対人関係だったりさまざまです。
そこで求心力をしっかり意識できるようになると、
遠心力が乱れたときに、自分の求心力でバランスをとることができます。

求心力は重力のことですから、地球の力です。
大地の力と女性が繋がっていることが、月とともにあるリズムを整えることに繋がります。

PPW_cyuusyuunotuki500月経のリズムは月の満ち欠けと関係していることはよく知られています。
ですが月経不順など、そのリズムが乱れたときに、
月と繋がるにはどうしたらいいでしょうか?

その答えは地球にあります。
地球全体が行っているリズムと自分がどのくらい不協和音なのか。
前回(『ヨガの処方箋~④太陽とともにある暮らし』)のお話と同じで、地球は太陽とともに暮らしています。
ものごとは動いていないように見えても、
わたしたちの細胞から地面まで、すべてが休み無く動いています。

わたしたちが起こすすべての動きは振動(バイブレーション)となって
オーケストラのように、全体が一斉に音を出して調和を作ります。

そこで変な音があると、あれ?っとなるでしょう、
それがわたしたちの体に現れて、何かおかしいと知らせるのです。
地球を越えて宇宙全体とのハーモニーに耳を傾けてみましょう。
あなたの音はオーケストラを楽しんでいますか?

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