体が健康だと夢も大きくなる?

2015年1月6日

lorcha_38チェンマイより、明けましておめでとうございます!
フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。

タイはおもしろい国で、何とお正月が3回あります。
一回目はこの太陽暦のお正月。
二回目は約一ヶ月後の太陰暦のお正月。
三回目は4月にあるソンクラーンという水かけ祭りです。
だんだんと盛り上がっていくので、この太陽暦の正月はわりと静かです。

さて、新年を迎えると何だかシャンと新しい気分ですよね。
子供のころは書初めをして今年の目標や、将来の夢を書いたものです。
小学校低学年くらいまでは、わたしも大きな夢を持っていましたが、
それもだんだんと大人になるにしたがってしぼんでいきました。

高校、大学時代は自分が何をしたいのか迷い続け、
卒業しても分からずに悩んで、ついに自分探しの旅に出てしまいました。
自分探しは内側からするものだとわかるまで、ずっとそんな調子でした。
ですので「夢は大きいほうがいい」といわれても
ピンと来ないという方の気持ちは痛いほどわかります。

今日はそれでも夢は大きいほうがいい、と言いたいのかと申しますと、
反対で、健康だと夢は大きくなるということが言いたいのです。

実はこれ、先月のアーユルヴェーダのコースの中で、
わたしが師事している先生が言い出したのですが、
その言葉の率直さに、日本人の生徒さんは「?」となったんですね。

体も心もバランスが取れると、もともと持っているユニークさがありのまま現れる。
そうなると、あなたは純粋なあなたしか表現しなくなる。
そうなると、あなたは満足して、それ以上何か欲しいと思わなくなる。
そうなると、あなたは人に与えたいと思うようになる。
そうなると、夢はどんどん大きくなる!
というのがその時先生が話していた内容です。

確かにすばらしいお話なのですが、
じゃあ夢がないってことはわたし不健康なの?という疑問が浮上しました。
そのときは、それ以上つっこんで話はしなかったのですが、
翌週のヨガ・スートラの講座で答えとなるようなお話になりました。

自分の基本的な欲求に嘘をつき続けていると、鈍感になってタマスが増える。
(タマスとは、重く、鈍く、混乱した影響のことを示すサンスクリット語です。)

寝たいときに寝ない、食べたいときに食べない、おしっこ行きたいときに行かない、
こういうことを繰り返してると、その欲求を埋め合わせるために、
刺激的(ラジャス)なものや、ごまかしや癖となるような毒(タマス)を取りたがって、
悪循環になる。そうなると、自分が何をしたいのか行方不明になるよね、と。

そのときに日本人の生徒さんが一言ぽろっと言いました。
「日本人、文化的に礼儀とか社会的な理由でかなりがまんして、行方不明者続出…。」

それに対しても先生ははっきり答えました。
文化というものは、いいものでもあるけれど、
習慣化されすぎるとただの癖となって、本来の意味を失う。
そして安定を保つという理由だけで、意味がわからないままそれが繰り返される。
見失う・変化を嫌う・繰り返すのはタマス(鈍性)の性質だよね?と。

ここで日本人のみならず、クラスの全員がショックを受けていました。
というのもわたしたちがその見失い・変化を嫌い・繰り返されるものの中で育ち、
自分自身に対して鈍くなっていることに気づいたからです。
これがなかなか夢が見つからない原因のようです。

生き物として基本的な欲求を無視していると健康とは程遠い。
そうなると健全に夢を持つことは難しいということなのです。
自分の欲求をがまんして、社会に貢献しているつもりが、
これでは社会と自分自身は心中してしまっているようなもの。

女性のヨギとして一番大切なことは、自分に何が必要か知っているということ、
それから助けを求められる素直さと謙虚さ、とも言ってありました。
それがサトヴァ(純粋性)、ありのままのあり方なんですよね。

2015年はしっかりと自分自身に耳を傾けて、健康に、夢を大きく持ちたいですね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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