体が硬いと頭も硬い?~後編

2014年7月22日

こんにちは、フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。
ポーランドの滞在も残すところあと3日、最後の最後で暖かくなりました。
夫いわく6・7月が暖かいということでしたが、寒い日のほうが多かった東ヨーロッパ。
タイも雨季なのに雨が降っていないそうで、日本も昔よりも台風が早く来たり、
世界中で天候が不安定で以前のように予測がつきません。

IMGP1406こんな時代に次世代を生きる子供を育てていて思うのは、
賢くなってほしいというよりも、
生き抜く強い体と精神を培ってあげたいということ。
母性本能がそう言うのですから、
今までどおりに行かない不安定な時代なんだなあと思う一方で、
ヨガ的にはこの変化は人間が自然に還るチャンスだとも言えます。

さて、前回、体が硬いと頭も硬い(『体が硬いと頭も硬い?~前編』)というお話をしましたが、
今回はその後編、体が柔らかく、心も柔らかければいいの?というお話です。
答えはNOです。柔らかいだけでは痛めてしまうこともあります。
わたしたちの体に必要なのは竹のようにしなやかな性質を養うことで、
柔らかいだけでは芯のないふにゃふにゃ人間になってしまいます。

実はわたし自身がいい例で、ヨガをはじめてしばらくしてから、
体がどんどん柔らかくなって、心も体も軽くなっていくのを感じました。
ところが怪我をしてもいないのに手首を痛め、腕を使うポーズができなくなり、
体力はあるけれど持久力がなく、心も何だか不安定な状態でした。
当時、スタジオの移転で建物を一軒丸ごと改装していたので忙しく、
移転オープン後、とうとう疲れ果てて起き上がれなくなってしまいました。

そこで友人の紹介で気功と中医学を専門とする先生を訪ねました。
「軸が立ってないから氣が上手く循環してないんだよ。
軽すぎて地面に足が付いてないから、充電しても漏れてる感じ。
精神的にも浮き沈みが激しいだろう?」と先生。
軽いのは体重ではなく氣のことで、上に昇って気球のように飛んでいってしまう、
充電しても漏れるのはストレッチで関節だけが不自然に開いて、そこから漏れると。
反対に開いた関節や硬い筋肉が氣の通りを邪魔して上手く循環もしてないと。
結果、感情面でも頭に氣が上ったり下がったりで不安定だ、というのが解釈です。

IMGP1372正直言って当時のわたしには先生の発言は「???」という感じでした。
その反面で先生の言っていることを理解したいという好奇心もありました。
先生はそれを見抜いて、すかさず言いました。
「針や漢方薬で症状を改善することもできるけれど、
どちらにしろ体そのものを変えないと一時的にしか改善できないから、
何だったら他を使わずに気功だけにしてみようか?」
そうして翌日から先生のところに通い、まるで空手キッズのような日々。
毎日「力を抜け!筋肉だけで動くな!体重を地面に落とせ!」の連発です。

「腹に向かって気を溜めろ!でも力むな!」ってどうやって???
残念ながらこれだけは文章で説明できません。
何十回も何百回も同じ形を練習するうちに体が変化して覚えていきます。
そうして体の軸がどこにあるかがわかるようになり、
天と地の力、重力と引力のバランスを使って体を動かすようになります
柔道や空手などをやっている人には新しい発想ではないでしょう。

氣のめぐりがよくなると、免疫力が上がり体全体が強くなります。
病気にかかりにくくなり、怪我もすぐ治ってしまいます。
子供のころから軸を養ってあげると、体は自然と強くなるでしょう。
わたしは改善するのに数年かかりましたし、
今も完璧ではないし、たいして強くもないので毎日がメンテナンスです。
自分の子供だけでなく、これからの時代を生きていくすべての子供たちに
そういったしなやかな体が培われる環境を与えてあげたいと思います。

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