呼吸でわかるあなたの生き方~その4

2014年5月20日

lilaこんにちは、フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。
日本は一枚薄着でもいいような、気持ちのよい季節かと思います。
わたしは先週タイの我が家に戻り、ほっと一息ですが
40℃前後の気温が続いて、とても暑く毎日息子とプールに通っています。

では前回(呼吸でわかるあなたの生き方~その3)に引き続き、呼吸に現れる生き方の癖を探っていきましょう。

〈1番目のタイプ〉
吸うのが苦しい、または一気に吸ってしまう、
与え上手だけど受け取るのが下手で疲れてしまうタイプ

〈2番目のタイプ〉
吐くのが苦しい、または一気に吐いてしまう、
周りを信用できないのに、周りを気にして孤独になってしまうタイプ

このふたつを見てきました。
今回は3番目の「吐くのも吸うのも苦しい」というタイプを見ていきましょう。

自分の呼吸の状態をチェックするには前々回のコラム(呼吸でわかるあなたの生き方~その2)を見てくださいね。

《3番のタイプ》

吐くのも吸うのも苦しいと、生きることそのものが苦しくなってきます。
与えることも、受け取ることも、コミュニケーションそのものが苦痛です。
内側にも外側にも立ち位置が見いだせない、いつも混乱した不安定な状態です。
ではどうすればバランスを取り戻せるのでしょう?

バランス

わたしはバランスという言葉をよく使いますが、
この言葉を聞いて、どのようなイメージが浮かぶでしょうか?

均整のとれたもの、シンメトリー(左右対称)、完璧で美しい状態でしょうか?
実はこのバランスという感覚自体が人それぞれで違うと思います。
現代はその微妙に違った部分を画一的にしてしまう傾向があります。
それは日本だけでなく、世界的にそういう傾向があるかと思います。

価値に基準がつけられてしまうとどうでしょう、
みな大なり小なり、辛いのです。
というのは自分の中のバランスと「微妙」に違ったところで
生きていないといけないからです。

そうなると吸うのも吐くのもだんだんとタイミングがずれて
生きづらくなってしまいますよね。

何がよいのか、何が美しいのか、何が完璧なのか
という価値観は、実は微妙にみな違っているものであって、
一人の人間の中でも日々だんだんと変化しているものです。

生き物であるからには、それが自然な姿であって、
常に変化しているものを日本語で「無常」と言いますよね。
日本人がはっきりものを言わないのは、
いつも変化しているのを解っているから言えないのだと思います。

日本画を見ても、日本庭園を見ても
ほとんど左右対称にはデザインしないほうが普通です。
それは、自然を写し取るとその生き生きとした有様は
左右対称では表せないからで、
フランスの印象派やその後のアールヌーヴォは
そこから多大な影響を得たとのことです。

この日本的な微妙な美的感覚は海外でも高く評価されてきました。
川端康成がノーベル文学賞を受賞した時の講演題目は
「曖昧な日本のわたし」でした。
バランスというものは、日々変化し続けるつかみどころのないもの
ちょっと昔までは、それが日本人の「常識」だったです。

日本人は生き物ならではの流動的で曖昧なあり方を大切にしてきました。
何か決定して整頓されていると、気持ちがいいようで、気持ちが悪いのは
人間がオーガニック(有機的、生物的)でいられない居心地の悪さからではないでしょうか。

オーガニックがよいのは、食べる物だけではなくて
人間そのもののあり方もオーガニックなのがいい。
そこにひとりひとりのバランスが隠されているのだと思います。

では自然に、オーガニックに生きるにはどうしたらいいのでしょう?
それは次回のお話です。
来週はこのシリーズの最後、「呼吸で変わるあなたの生き方」についてのお話です。

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