赤ちゃんに靴下をはかせないのはなぜ?

2015年5月7日

970870_10151664688006539_1232999757_nこんにちは、
フィットネスコラム担当のクディウク麻衣子です。
連休も終わり、本日大阪に移動します。
8日から3日間の講座のための出張ですが、
子供も一緒に行くので
プラレール車両のある新幹線こだまで移動します。

さて、日本に帰ってきて目につくのが、赤ちゃんの素足。
外出時でも、どこでも素足の子が多いことにびっくりしました。
タイや中国では反対に、暑くても靴下だけは履かせる習慣があります。
(夫の実家であるポーランドもそうです。)

息子がまだ乳児のころ、気温35度のクアラルンプールで、
たまたま裸足だったところ、突然中国人が靴下をくれたので
これまたびっくり。
「そういえば、日本の子はどの子も素足よね。」と言っていました。

確かにお世話になっているインドネシア系中国人の
中医学の先生にも靴下は絶対に履かせて、
帽子もしっかりかぶせるように!といつも口酸っぱく言われていました。
以前にも話した「風の邪」が入ってこないように、履かせるのです。
(「風邪の予防は風の予防から!」)

中医学では、てのひら、足の裏は氣の出口であり、
体中の経絡が集まる場所でもあります。
特に足は体の一番下にあり、心臓からも遠いので冷えやすい。
その冷えやすい出口を冷やすのはけしからん、
ましてや自分の体を守る機能が未熟な新生児ならなおさら!
ということなのです。

頭はクール、腰から下が暖かいほうが
熱がまんべんなく行きわたり、適度な循環が起こることで
体の機能が安定するというワケです。
おわかりとは思いますが、安定するのは体の機能だけではなく、
思考・感情、こころの機能も安定します。

ところで、日本に帰ってきて暖かくなってきたとはいえ、
4月は雨が降って肌寒い日がけっこうありました。
そんな中でもやっぱり赤ちゃんや子供たちは裸足でした。
わたしはそれがすごく不思議になってきて、
いつの間にか気になって仕方がないという事態になってしまい、
助産師さんや子供のいる親御さんたちに聞いてまわったり、
インターネットで調べたりしていました。

驚いたことに、真冬でも裸足にするほうがよい、
と考える人がとても多いのです。
理由は以下のようなことです。

① お医者さん曰く、赤ちゃんは体温調節が苦手なので、
着せすぎるとかえって体調を崩す。
大人よりも体温が高く暑がりのため、自分よりも薄目に着せるのがいい。
足も裸足でよい、というのが病院の方針。

② 靴下をいつも履いていると、足の裏の機能が発達せず、
土踏まずができにくくなるので、裸足がいい。

③ 赤ちゃんの頃から裸足で育てることで、
風邪を引かない、強い子に育つ。

調べた中ではカリスマ助産師は、
赤ちゃんの機能を最大に発揮させるために、
手足はキンキンに冷えていたほうがいい、
ふくらはぎを触って暖かければよい、というものもありました。
日本の素足信仰は結構根強いようです。

日本は世界一、母親が子供を丁寧に見る国とも言われます。
噂の正体はどうも、お母さんたちが心配になりすぎて、
着せすぎることを懸念したお医者さんのアドバイスをヒントに
情報がアレンジされていろいろな方向に広がっていったことのようです。

土踏まずについては、足を強くしたいのなら、
土のあるところで裸足になるのがいいと思います。
板張りやタイルなど、冷たい床で裸足でいる必要はありません。
段や傾斜のあるところ、でこぼこ道を上り下りするのも足が育ちます。
裸足=運動能力という方程式はケースバイケースです。

裸足健康法についても、熱を循環させる機能がしっかりしているのなら、
裸足でいるほうが自然に近く、健康的だと思います。
機能がしっかりできあがっていない新生児期に始めなくても間に合います。

新生児の足は、暑くても靴下…とまでは言いませんが、
寒かったり、床が冷たいところでは靴下を履かせて、
風の邪から守ってあげることが、やはりバランスをとる鍵ではないでしょうか。

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